三十路OLの陸海空マイラーな日々

関東某所で働くOLが旅行したりマイルを貯めたりするブログ

クルーズ旅行のススメ

私がクルーズ旅行にはまったのは、遡ること十年前。

当時まだ景気がガンガン右肩上がりでイケイケドンドンだったドバイに行ってみたいと思って色々と調べてるうちに、ドバイ発着で幾つかの首長国オマーンバーレーンを回るクルーズツアーを見つけた。

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今みたいに外国船の日本発着航路があるわけでもなく、クルーズといえば飛鳥のような時代で、イメージとしてはとても敷居が高く、また日本語の情報はほとんどなかったと記憶している。ただ、英語で検索したところ、掲示板もブログも出るわ出るわ。検討し始めたドバイクルーズは、イタリアのカジュアル船という所謂庶民が気軽に乗れる船だということがわかった。

※上の写真はプリンセスクルーズ@アラスカ

 

ものは試しに行ってみよう、と、さっそく予約し、エミレーツ航空で一路ドバイへ飛び、クルーズ船に乗船し、あっという間の一週間で、すっかりクルーズにはまってしまった。

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何か良いかと人に聞かれれば、

・寝ている間に船が動き、朝起きれば次の寄港地に着いているため、移動時間のロスがない

・色々なところに行ける

・一週間同じ部屋なので、パッキングは下船時のみ

・本格的なコースディナーを含む一日三食が料金に含まれるので、食費を考えなくて良い

・マジックやミュージカルなどのエンターテイメントが毎夜楽しめる

・船の中はセキュリティチェック後なので治安の不安が少ない

・国を跨いでの航路では出入国が陸路・空路の比ではないほど楽

・日本人が少ない

・何より、トータルで考えると、かなり安い

と、挙げればキリがないほど理由があげられる。

 

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もちろん、船でしか行けないところにも行けるのも魅力の一つだ。アラスカのグレーシャーベイ国立公園は世界遺産の一つとして知られている氷河だが、陸路で行く道はない。環境保護のため、一日で湾に入れる船の数には制限があるが、氷河を目の前にし、また崩れゆく瞬間を見る感動は、映像では得られまい。地球温暖化により氷河は年々減っているため、いつまで見られるのかはわからない。。。

 

船上で出会った人は情報の宝庫である。ある程度の年代以上の欧米人は、特に。レストランで同席した人、ジャグジーで隣り合った人、シアターで隣り合った人・・・色々な人と話をする機会があるが、「何回目のクルーズか」「今まででどこが良かったか」は、「どこから来たのか」と同様に話を広げる素晴らしい質問だとわかった。

 

「何回目のクルーズか」を掘り下げると、どのクルーズラインが良いとか、どのクルーズラインの食事がオススメだとか、リピータープログラムの詳細も教えてもらえる。

「今まででどこが良かったか」は、もちろん、自分が次に行く場所を選ぶ候補に入れるのだ。

 

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かなりの確率で人々がオススメする、ベネチアからの出航シーンは、確かに本当に素晴らしいものだったし、同じくかなりの人々がオススメするアラスカのグレーシャーベイは前述の通りだ。

 

クルーズの期間は、短くて3日、長くて数ヶ月、現実的なところでは7日だ。日本から飛行機で出港地まで飛び、クルーズ船に乗るフライ&クルーズなら、飛行機の移動時間を入れて8〜10日で行ける。

平均的なサラリーマンの休暇がどれくらいかはよく知らないが、私の働く業界では年に2回の5連続休暇が取れる。前後の土日とくっつけて9日。三連休を絡めれば10日。十分にクルーズ旅行に行けるのだ。